アクアロード(積水化成品工業)

公式サイト

引用元:積水化成品工業株式会社公式HP(https://www.spc-aquaroad.com/)

アクアロードの特徴・強み

高い評価を受けている製品

道路下に適用することが可能な樹脂製貯留浸透槽の構造部材であるアクアロードは、強度特性・クリープ特性・構造特性・耐久性・施工性・貯留・浸透機能・維持管理性について(一財)土木研究センターの建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)によって審議され、建技審証第1012号が交付されたという実績を誇ります。これは 実構造物による走行試験を行うものであり、客観的評価として道路下に適用可能であることが証明されています。

ゲリラ豪雨から守る

アクアロードは近年多発している局所的な豪雨「ゲリラ豪雨」における冠水対策に貢献します。アクアロードにより構築した道路下の空間に雨水を逃がすことによって、道路の冠水被害を軽減することが可能です。一般道路への施工のほか、道路アンダーパスなどの雨水が集まりやすい道路や宅地造成地道路などに適した製品として販売されています。また、集中豪雨によって発生した雨水を一時的に貯めることで急激な河川の増水も防ぐことが可能です。

安定性と収納効率

アクアロードでは部材を90度回転させながら千鳥配置で積み重ねることにより、部材が連結し合って安定性に優れた構造物とすることができます。部材同士が連結することで水平荷重に強い構造体になるため、地下埋設時に偏土圧が作用しても安定感を実現することができます。さらに移送・保管する際には方向を合わせてスタッキングすることによりコンパクトな収納ができます。運搬車両を必要以上に動かす必要がないことから輸送コストを抑えられることに加え、保管スペースも小さくすることができます。

アクアロードの基本情報

  • 貯水率(空隙率)・・・92%以上
  • サイズ(mm)・・・フルサイズ994×994×180/ハーフサイズ994×494×180/クォーターサイズ494×494×180/スペーサー993×246×45
  • 強度・・・要問合せ
  • バリエーション・・・フルサイズ、ハーフサイズ、クォーターサイズ、スペーサー
品名 アクアロード®
フルサイズ ハーフサイズ クォーターサイズ スペーサー
寸法(mm) 994×994×180 994×494×180 494×494×180 993×246×45
重量(kg) 7.3 3.6 1.8 1.4
比例限界応力(kN/m²) 鉛直方向 140以上
水平方向 70以上
許容圧縮応力(kN/m²) 鉛直方向 70(比例限界応力の1/2とする)
水平方向 35(比例限界応力の1/2とする)
単位体積重量(kN/m³) 0.7
製造方式 射出成形
材質 ポリプロピレン/リサイクルポリプロピレン
空隙率 92%以上
参照元:アクアロード公式HP(https://www.spc-aquaroad.com/specs/index.html)

メーカーとしての強み

アクアロードは積水化成品工業株式会社がこれまで培ってきたEPS(発泡スチロール)の技術を駆使して開発された製品であり、近年多発しているゲリラ豪雨による冠水対策に貢献しています。日本の道路は整備が進んでいるため都市部を中心にアスファルトで覆われた結果、雨水が浸透する地面が減少しています。それを原因にして多発している道路の冠水被害を解消するため、道路下でも雨水貯留槽として対応可能なソリューションとして世の中に提供されています。

本サイトでは、雨水貯留浸透技術協会が定めた基準をクリアした製品のみを紹介しています。
その中から、対応力や品質、安全性、実績、施工や管理の簡便さ、環境への配慮など
重視したいポイントをチェックして、該当する雨水貯留槽(メーカー)を見つけてみましょう。

重視ポイントから選べる!
雨水貯留槽の検索はこちら

施工事例

ゲリラ豪雨による冠水事故を防ぐ

アクアロード施工事例
引用元:積水化成品工業株式会社公式サイト
https://www.spc-aquaroad.com/examples/index.html
  • 施工タイプ…記載なし
  • 貯水量/規模…施工量91㎥、延長8.5m
  • アクアロード

参照元:積水化成品工業株式会社公式サイト(https://www.spc-aquaroad.com/examples/index.html

積水化成品工業株式会社とは

積水化成品工業株式会社は、発泡樹脂(発泡スチロール)を製造する最大手企業です。積水グループに属するメーカーであり、発泡スチロールの他にもエレクトロニクス、モビリティ、医療・健康、食、住環境・エネルギーなど幅広い分野においてさまざまなソリューションを提供しています。雨水貯留槽の分野においても積み上げてきた発泡樹脂(発泡スチロール)の技術を最大限に活かした工法によって「アクアロード」の開発を行っています。

基本情報

メーカー名 積水化成品工業株式会社
本社所在地 大阪府大阪市北区西天満2-4-4
創業/設立年 設立 1959年10月1日
事業内容 エレクトロニクス、モビリティ、医療・健康、食、住環境・エネルギーに関する製品の販売
問合せ先 https://www.sekisuikasei.com/jp/products/inquire-form/?site=s05332_aqua&lang=jp
公式サイト https://www.spc-aquaroad.com/

【目的別】
おすすめの雨水貯留槽3選

無料の雨水でコストを削減しつつ浸水被害を抑え、非常用水も確保できる雨水貯留槽。ですが、その性能や最適な設置場所は多岐にわたります。例えば、「狭いスペースへの対応力」、「大規模な貯留容量と効率的な施工」、あるいは「景観との調和や維持管理のしやすさ」など、メーカーごとに得意分野は異なります。ここでは、あなたのニーズにぴったりの製品が見つかるよう、特徴の異なる3社をピックアップしてご紹介します。

500㎥以上~
物流倉庫・工場などの
大規模開発工事なら

リスレイン
スタジアムⓇGT
(リス興業株式会社)

リスレインスタジアムGTの画像

引用元:https://www.risu-kogyo.co.jp/risurainstadium/gt/

おすすめの理由

重車両対応!
省掘削で短期施工を実現
  • 60t級クレーン対応の六角支柱構造により、物流倉庫や工場などで、荷物の積み下ろしエリアなどでのクレーン作業を中断せずに雨水貯留を導入可能。上部は舗装後、T-25車両が常時走行でき、搬入路や駐車スペースとしても安全に活用可能。
  • 空隙率94%・構造評価書付きで条例にも適合しやすく、モジュール式施工により、1日300㎥の高速施工が可能。500㎥超の貯留容量も短期間で確保でき、点検口も自由配置できるため、長期維持管理も容易

こんなお悩みにおすすめ

  • クレーン作業を中断せずに、工事も同時に進めたい…
  • 貯留槽の上を駐車場や重車両の通路として最大限に活用したい…。
  • 大規模な貯留量を確保したいけど、工期はできるだけ短くしたい…。
200~500㎥
集合住宅などの
中規模開発工事なら

クロスウェーブNe
(積水化学工業株式会社)

クロスウェーブNeの画像

引用元:https://sekisui-cw.co.jp/dl/data/CW_J_2025_5.pdf

おすすめの理由

駐車場下で短工期
節水と防災両立
  • 空隙率95%の高効率構造で限られた敷地でも必要容量を確保しやすく、深さ0.5〜2mの5タイプを同一モジュールで切り替えられるため、階高や敷地条件の異なる集合住宅計画にも柔軟に対応できる。
  • 浸透パネルの後付け対応や、掘り返し不要の構造により条例変更時の追加工事を回避できるうえ、軽量ブロック構造で点検や清掃も容易なため、長期的な維持管理負担も抑えられる。

こんなお悩みにおすすめ

  • 敷地の制約が厳しく、雨水貯留槽の設計に困っている…。
  • 長期的な維持管理のコストはできるだけ抑えたい…。
  • 限られたスペースを最大限に活かして、必要な貯留量を確保したい…。
200㎥以下
戸建ての宅地造成などの
小規模開発工事なら

システムパネル
(エバタ株式会社)

システムパネルの画像

引用元:https://www.ebata.co.jp/ebata/products/products001.html

おすすめの理由

重機不要!
パネルを組むだけ簡単施工!
  • 空隙率95%の高効率設計により、限られたスペースでも有効容量を確保しやすく、200m³以下の小規模宅地でも流出抑制などの条例基準に柔軟に対応可能。
  • 50cm角・約2kgの軽量パネルは重機を使わずに搬入・組立が可能で、狭小地や造成済み宅地でも静かに短工期で設置できるため、後付けを含む小規模住宅への導入に適している。

こんなお悩みにおすすめ

  • 狭小宅地での貯留スペース確保が課題...
  • 特殊な重機を使わず施工したい....
  • 専門知識がなくても施工したい...

品質・安全性・施工実績を備えた
雨水貯留槽「3選